グラデーションが映える和風デザイン

 

和風デザインのキャンドルは、繊細な色の変化が楽しめるグラデーションの構成と、和風デザインが持つ上品で温かな雰囲気との相性の良さが輝く、独特の美しさをたたえたリラックスアイテムとなります。

 

一見とても難しそうなグラデーションの手法ですが、キャンドル作りの基本を踏まえたうえで、二つの色のロウやワックスを合わせるタイミングなどのコツをつかむことで、成功率が高まります。

 

簡単に作れる方法がネットに散見されますが、オーダーメイド品など、より本格的なものを作りたい場合、キャンドルデザイナーやキャンドルアーティスト等の資格取得を視野に入れるのも一興です。

 

変化させたい層の数だけカラーを準備

グラデーションの手法を生かしたタイプも、最初の段階では通常のキャンドルを作るのと同じ方法となりますので、材料となるロウやワックス、芯の材料、湯煎のための鍋などを準備します。段階的にナチュラルな雰囲気で変化するような構成にするのであれば、染料もしくは顔料を何色か用意しておきます。

 

湯煎で溶かしたロウもしくはワックスを、層にしたいカラーの数だけ用意した紙コップに染料等を入れて溶かしたロウを流し込み染色、それを本体の型となる芯をセットした容器に、重ねたい色の順に流し込んでいきます。

 

流し込むタイミングでタイプの違う色彩の変化が付けられます。

 

和の雰囲気で高めるリラックス感

表現したいグラデーションの雰囲気の違いで、用意するカラーや層の境目の作り方が変わってきます。オーダーメイドで作る場合は、要望通りの完成度にしなくてはなりませんので、一番気を遣うポイントとなります。

 

比較的簡易なのが、色分けして入れたロウが固まらないうちに割り箸などで適度にかきまぜて、マーブルがかったボカシを入れるタイプです。

 

ナチュラルな層を重ねていく場合は、固まり始めのタイミングを見計らって割り箸より細い竹串などで境目をそっと整えることで綺麗な層になっていきます。コツを掴むため、キャンドルデザイナーなどの資格を獲得しておくのも一つの方法です。

 

まとめ

完成度の高いオーダーメイドの和風デザインキャンドルを製作する場合、技巧的な面の確かな手腕はもとより、やはりデザインそのものの質の高さが大事となります。

 

キャンドルデザイナーの腕のみせどころとなります。通常のナチュラルな層になっているキャンドルに、白いチップをあしらって雪が降っているような風情を演出したり、押し花やハーブなどを利用して盆栽風の雰囲気を高めるという方法もあります。

 

和風デザインの場合、シックな色合いの和の色彩感覚も大事となりますので、極めるほどに、奥の深いキャンドルとなっていきます。

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