庭園を意識したキャンドルデザイン

和の庭園が持つ静かな風情

和風デザインのなかでも、最も落ち着きやリラックス感があるものは、池や敷石が配された池泉庭や、自然石と樹木を組み合わせて造られている枯山水など、石と植栽の配置の妙で和の景観が構築されている、庭園のモチーフです。

和の極致とも言える作庭技術を意識したデザインは、見る人の心を和ませ、火を灯したとき、庭に配された木々の緑が香るようなアロマ系のものもふさわしいと言えます。

オーダーメイドで庭園モチーフのキャンドルを製作する場合、要望を取り入れつつ、静かな空間で癒されるような雰囲気を織り込んでいきます。

日本の庭園は、雄大な自然を邸内に再現するため、庭石で山や渓谷を、池は湖や大海を、庭木は森林の木々に見立て、深山幽谷の美を集約したかのような雰囲気で仕上げられています。

庭に居ながらにして大自然を満喫できるようになっており、キャンドルの場合は、その雰囲気をさらにコンパクトに表現することを目指します。オーダーメイドで具体的な名庭などのリクエストを受けたときは、その最も印象的なモチーフをキャンドルのなかに再現します。

ポイントとなる灯篭のシルエットや、庭石のイメージをベースに春には舞い散る桜を、秋には紅葉、冬の降雪などの効果を加えて製作します。

和風デザインには、キャンドル作りにおいても再現しやすいシンプルな形状で四季などをあらわすことができるモチーフが多数あります。

松竹梅のイメージなども、ひと目でそれとわかる象徴的な形をしていることから、キャンドルに織り込みやすい形状となっていますし、アロマの香りをつける場合も、シンプルなウッディの香りで統一感を出しリラックス感を高めることができます。

絵巻物や屏風の図案などに描かれた意匠も参考になります。キャンドルデザイナー等の資格を取得しておくことで、そういったデザインを取り入れて、製作に反映させることができます。

キャンドルデザイナー等の資格取得を有していると製作技術に精通し、オーダーメイドの要望以上のキャンドルを作れるようになります。

講師として自宅で教室を開いたりカルチャースクールの講師になれる資格でもあります。何よりハイクオリティの和風キャンドルを製作できるようになることから、イベントやネットショップ等で販売し、副収入獲得の機会も増えてきます。

盆栽と違って持ち帰りやすいことから、海外からの旅行者のお土産にも最適となります。

リラックス感の高い庭園は、今後さらに人気が高まる可能性が高い、代表的な和のモチーフです。